
八丈町住民課環境係は、島内で急増しているアズマヒキガエルの駆除活動について報告し、住民に対してさらなる協力を呼びかけています。2024年度には前年度を上回る5,543匹のカエルを駆除したものの、分布拡大が懸念されています。
生態系への影響
アズマヒキガエルは、在来生物の生息環境を脅かし、食物連鎖に悪影響を及ぼすとされています。乾燥に強く繁殖力も高いため、民家の庭や雑木林など多様な環境で定着。八丈島では特に出廻地区や富士見地区などで大量発生が確認されており、生態系への負荷が深刻化しています。
安全な駆除活動のために
駆除活動には必ず保護手袋を着用し、目の後ろにある毒腺への注意が必要です。また、カエルやオタマジャクシを見かけた際は、即座に住民課環境係への連絡が推奨されています。
八丈町では、住民と行政が連携して生態系を守るため、取り組みをさらに強化していく方針を明らかにしました。地域住民の協力が、豊かな自然環境の維持に不可欠となっています。